和洋折衷というより、和洋混在とでもいえばいいのだろうか。「和」の素材を「洋」のスタイルで、或いは「洋」の素材を和食器に盛ったりと、それぞれのよさを融合させた料理店が京都には何軒か存在していて、取り分け女性客の人気を集めている。草分けは、かつての「京都グランドホテル」、今の「リーガロイヤルホテル京都」にある「ゲルマン橘」、もしくは一乗寺の「西洋膳所おくむら」だろうか。繊細な盛り付け、少ないポーション
和洋混在というスタイル... の続きを読む
本船のダイニングルームは広いので一度ですむ。夕食後はベルゲンラウンジにおいてクルーズスタッフの紹介が行なわれる。日本人の女性クルーズスタッフとパーサーが二人乗船している。そのあとは、とりあえずお得意の船内バー探訪である。一五日、火曜日。朝からストレッチ体操、アクアスリム(プールでの美容体操)、ジェーン・フォンダ体操だのが盛んである。一〇時半に避難訓練、しっかりと参加。一二時に一人旅・独身者のパーテ
本船のダイニングルームは広い... の続きを読む
外国人はダンスが好きだ。音楽が鳴ればすぐ立って踊る。夕食がすむとラウンジは大体ダンスタイムである。腹ごなしにもいい。私は一人旅であるし、ダンスも自信がないから、この時間はすみっこでウイスキーを飲みながら音楽をきいている。ほとんどジャズバンドだが、どうして日本と違ってからっと乾いた音がするのだろうかと思う。日本だとキャバレーにいってもミュージックホールに行っても、どのバンドもつまらなそうな顔してプカ
夕食後のダンスタイム... の続きを読む
「暮らすように京都を旅する」を提案している或る雑誌には、京都に移り住んだ人達の言い分が書いてあって、そこには「京都に引っ越して、一年も経たないと町内会の存在を教えて貰えなかった」とあり、即ち、それほどに京都人はよそ者に冷たい、意地悪だ、と断じているのだ。馬鹿を言ってもらっては困る。それはただ単に、この発言者がものを知らない人間なだけなのであって、つまりはこの人は引っ越した際、近隣に挨拶に行かなかっ
挨拶に行かなかった証拠... の続きを読む
破壊された建築物を元のまま再建するということは、日本ではまず行われていない。ワルシャワの人々が復元にかけたこれはどの熱意からは、執念さえ感じられる。一体、どのような心情によるものなのだろうか。長年にわたって他国の支配を受けても、人々がポーランド人としての意識を忘れたことはなかった。ナチスによる破壊は徹底的で、文化の抹殺に等しいものだったが、ワルシャワ市民はそれを復元によって覆そうとしたのだ。ワルシ
ワルシャワの町並みはポーランド全体のアイデンティテ... の続きを読む