特急列車は一且消滅するも、戦後は昭和二四(一九四九)年九月一五目、東京〜大阪間の特急「へいわ」一往復運転開始により、見事、復活を果たす。いかにもGHQ(連合国軍総司令部)に気兼ねしたような名で、戦前の軍国主義への当て擦りともとれるから、一部に反対の声もあがったという「へいわ」の愛称(暫定的な名)が元且早々「つばめ」に改称された翌昭和二五年には、東京〜大阪間に姉妹列車の特急「はと」も誕生するものの、
特急列車は一且消滅後復活... の続きを読む
スイスへツアーで行った時、とっても感じの良い添乗員さんにあたりました。結構添乗員さんって、ベテランになってくると、少々態度に問題がある人が多くなるって聞いていましたが、その添乗員さんは、10年目の方。細身できゃしゃな体つきで、ツアー参加者20名程度のわがまま三昧の私達を一生懸命まとめてくれたり、苦情を聞いたりして頑張っていました。旅の後半、私と友人はホテルのバーで飲もう、と言うことになり、少々オシ
ツアー添乗員さんとお酒を飲みました... の続きを読む
実際、私の地元北海道でも、二〇〇二年の秋から公共温泉施設での打たせ湯の使用は順次禁止になっている。ところが今年三月十二付の栃木の県紙『下野新聞』朝刊を見て驚愕してしまった。大見出しで恐い活字が踊っているのだ。「禁止の「打たせ湯に循環湯」」「県内公営温泉の二割超使用」「レジオネラ菌感染危険」「県防止マニュアル無視」那須温泉郷、塩原温泉郷、鬼怒川温泉郷など、全国的に知られる大温泉地を抱える栃木県が、国
マニュアル無視の循環湯使用... の続きを読む
運航ダイヤは博多二一時三〇分出港→一八時釜山到着/釜山二〇時(出国審査終了時刻)出港→翌日七時三〇分博多到着(入国審査開始時刻)で、「ニューかめりあ」が毎日、日韓間を往復している。二等室が片道九〇〇〇円、和室(定員五名)と洋室(定員二または四名)が選べる一等室は一万一〇〇〇円、そして特等室は定員一名のシングルが一万六〇〇〇円、ツインが一万四〇〇〇円(洋室と和洋室あり)。そしてユニットバス・トイレ・
釜山の夜を楽しみたい人にはもってこいの船... の続きを読む
ハワイの高級コンドミニアムに長期滞在するプランや、豪華客船で世界各地を回る贅沢なプランもある。たしかにお金はかかるだろう。しかし、農家や別荘を購入することを考えれば、はるかに経済的で安全と言える。たとえば別荘を買う場合、行き帰りの交通の便や健康問題を考えれば、あまり辺鄙な場所では困るし、それなりの設備も必要だ。質索な別荘でも二千万上二千万円はかかるだろう。これに不動産取得税や固定資産税、維持竹理費
ハワイの高級コンドミニアムに長期滞在するプラン... の続きを読む
なんと言ってもクルーズでは、フォーマルの日のディナーはメインイベントである。ある意味では、もっとも日本的でない場面である。だいたいタキシードなど、普通の生活をしている限り、結婚式でも着ないだろうから、着慣れない服装で、食事に臨むのは、緊張感あふれる状況となる。さらに外国人と一緒のテーブルに混じってしまうと、語学が堪能な方はよろしいだろうが、私など、どうしようかと思ってしまう。さらに私の場合、酒が飲
クルーズのディナーを愉しむコツ... の続きを読む
日本の文化財の指定については、ちょっと不思議な原則がある。宮内庁が管轄する文化財は、文化財保護法の適用外となるため、国宝や重要文化財とはならないというルールである。したがって、たとえば大阪府堺市に散在する大仙古墳(仁徳天皇陵)などの巨大な古墳群も、宮内庁管轄の天皇陵であることから、史跡などには指定されていないのである。ところが、一九九七年にこれまでのルールをひっくり返す国宝が誕生した。奈良・東大寺
正倉院が緊急に国宝指定された理由とは... の続きを読む
オプショナルツアーに行くときは、途中でみやげ物屋のようなところに寄ることも多いので、クレジットカードを持っていったほうがいいだろう。それに日焼け止めクリームと水は必携だが、水はバスの中で無料で配ることが多い。しかし、国によっては水を買うのが難しい場合もあるので、やはり、自分用に1本ペットボトルで水を持っていったほうが安全だ。寄港地ツアーはなにも必ずしも参加する必要はないし、すべてに参加していくと、
オプショナルツアーに行く... の続きを読む
私が初めて九州入りしたのは高校の修学旅行だから三〇年以上も昔の話である。博多まで開通して間もない新幹線に乗った。当時は高校に近い新横浜駅に停車する「ひかり」がほとんどなかったので集合は東京駅である。その「ひかり」も現在よりだいぶ遅く、東京から博多まで約七時間の長旅。博多からはすべてバス移動だったので鉄道車窓を楽しむ機会はなかったが、バスの車窓で最も印象に残ったのが阿蘇の火口、立野付近の外輪山であっ
阿蘇の町... の続きを読む
翌日にはアルペンルートを取材したが、まったく雲の中と思って眺望をあきらめていたら、室堂のあたりで魔法が解除されたかのように雲が去り、雄大な立山連峰が目の前に現われた。最初から晴れているより、風景としてははるかに劇的だったのではないだろうか。箱根登山鉄道は「あじさい電車」で知られているが、こちらも雨の日に乗ると味わいがある。紫陽花は花も葉も濡れて艶を増しているし、山の上の方はやはりガスに覆われ、これ
雨でも落胆せず、美しい風景を見つける... の続きを読む
地図から視線をあげると、白いワイシャツを着、手にファイルを持ったサラリーマン風の男と目が合った。妙な感覚だった。これまで何回かインドの土を踏んでいるが、こういう人と人との距離感覚ははじめてだった。無視するわけではないが、互いの距離感を縮めようともしない。こちらから声がかかるのを、そっと待っているかのような表情なのだ。「あの……MGロードへは……」男は笑顔をつくるわけではなかった。だが僕の言葉をちゃ
インド人の人との距離感覚に手を焼く... の続きを読む
食堂がない。宮城の外に邸宅を構える役人は故宮近くの食堂で食べたというが、皇帝はどうしたのか。これには面白い決まりごとがあった。以帝が食事をしたい旨を述べればそこに召し使いが食卓を設置し、厨房まで伝言ゲームで「食事の用意を」と迅速に伝え、厨房でじっと待機していた召し使いの宦官は大小のお膳を高く掲げ、竜の紋様の入ったお盆を手に一列になって素早く運んで来たというのだ。とりわけ、お茶や点心といった軽いもの
贅をつくした皇帝の食事... の続きを読む
困ったことが起きた。僕らは荷物を曳きずりながら街を歩きはしめたが、ホテルがまったくみつからないのだ。シャルジャの街の中心にいることはわかっていた。周囲にはビルが建ち並び、旅行会社や商店が軒を連ねているのだが、『HOTEL』の文字がいっこうに出てこないのだ。このホテルは高そうだからほかを探そうということは、知らない海外の街に着くとよくあることだが、それ以前の問題だった。ホテルそのものがないのだ。徹夜
東南アジアや南アジアの物価感覚からすると高い... の続きを読む
JRで、ひとり旅に一番向いているのは、実は在来線、普通電車を乗り継ぐ旅だ。指定席を取る必要もなければ、特急券も要らない。目的地までの乗車券さえあれば、自由に乗り降り出来るので、気ままなひとり旅にはぴったりだ。通勤通学客が交わす会話も又、愉しみの一つ。或いは、老人客同士の方言たっぷりの話も実に面白い。窓から外を眺めていて、気になる建物や風景があれば、途中下車してそれを確かめるのもまた愉しい。過疎の村
在来線の普通電車でのんびり旅... の続きを読む
大上段に構えつつも、問題はたかが食い物、些事ではあるのだが。発車前の車内では、荷物の整理、置き場所の確保などの準備に忙しい。大きな荷物は網棚に上げるが、その際、車中で必要なものだけを取り出して、手元に置いておかねばならない。更には検札に備えて、切符の在り処も確認しておく必要がある。僕の場合だと、財布、目薬、MDプレイヤーとMDディスク、新聞、携帯電話、お茶など。これだけでも結構な数だが、原稿に追わ
車中で必要なものは取り出しておく... の続きを読む
関東と関西の駅名には、多くの興味深い違いがある。例えば、通りを意味する京都の「条」や大阪の「筋」という漢字を同じ意味で用いた駅名は、東京近辺にはない。また関西では多くの場合、「谷」は「たに」、「町」は「まち」と読むのに対して、関東では「や」「ちょう」と読むことが多い。百舌鳥(JR阪和線)、雲雀丘花屋敷(阪急宝塚線)など、関東ならば平仮名にしてしまいそうな駅名を、関西では漢字のまま表記するのも、両者
二つの「園」... の続きを読む
家族旅行に行くなら、体を動かせたり体験できたりするような場所へ行くほうがよいでしょう。例えば水族館などはちょうどいいのではないでしょうか?また、外に出て遊べるところなどはとてもいいでしょう。ボールとかバットとかあれば、それで遊べますし、近くに森林があれば、そこへ探検することもできます。普段体験できないようなことをするのが、旅行です。大人にとっては、料理がおいしいことも重要な要素です。なおかつ温泉が
家族旅行はみんなで楽しめるものを... の続きを読む
冬休みに家族で、国内旅行のツアーでスキー場に行ってきました。中国地方のスキー場だったのですが、前日に結構、雪が降ったおかげで、ゲレンデのコンディションは良好でした。長男と私はスノーボードをしたのですが、ゴンドラで頂上に到着すると霧も晴れ、遠くの方まで綺麗に見え景色は最高でした。ゲレンデの木には大量の雪が積もり、まるでモンスターのようにたたずんでいました。それを見た息子は「ちょっと怖いね」と言ってい
国内旅行のツアーでスキー場に行きました... の続きを読む
香港で一番楽しいことは何だろう。中華料理?ショッピング?私の場合は断然、乗り物だ。道路には人力車、的士、巴士、市電が走り、海上には天星小輪を筆頭に千漕ぎの小舟、帆掛け舟。マカオ行き飛認船、飛翔船、噴射船など低、高速船がひしめく。鉄道では中国大陸へと向かう九広鉄路、海底を走る地鉄、郊外の軽鉄先峰、さらに映画「慕情」の舞台となったビクトリアーピークヘは山頂列車がご案内と、およそ日本にあって香港にない乗
香港で一番楽しいこと... の続きを読む
「それはメーン州さ。95号線を北に100マイルだよ」と、ボストンのガソリンスタンドの兄ちゃんは言った。だが私の頭の中の地図に、そんな州は記されていなかった。全米には50州もある。一つや二つ知らなくてもいいじゃないかと思ったが、メーン州の由来となったメーンとは「主要」を意味する。主要なる州について何の知識もないとはお恥ずかしい。とにかく、ガソリンスタンドの彼に教えられた通り、95号線を北上し、マサチ
95号線を北に100マイル... の続きを読む
昭和六十一年の一年間だけで、五百五十万人の日本人が海外旅行に出かけている。日本が豊かになるにつれて、また日本企業の海外投資が増えるにつれて、日本人の海外旅行は急激に増えているが、六十二年は七月、八月の二ヵ月だけで百四十万人になったと新聞は報じている。この調子で増え続ければ、一年に一千万人をこえるのも、そんなに遠い先のことではないだろう。六十二年に限って盆の休みから海外旅行が急増したのには理由がある
五百五十万人の日本人が海外旅行に... の続きを読む
まず函館本線では、七飯−大沼間と朝里−銭函間をお薦めしたい。前者は大沼駅に入る手前から、左手に小沼が見えてくる。小沼は大沼に比べると地味な湖であるが、周囲一六キロもあって三十一の小島が点在し、スイレンが群生するなど、手付かずの自然が残されている。列車は湖のほとりを滑るように進む。函館本線は森から長万部にかけても内浦湾沿いを行くが、やはり明治初期に開通したこの区間が最も海に近く、波打ち際を走っている
七飯−大沼間と朝里−銭函間をお薦め... の続きを読む
列車名の「はくと」とは何か?このあたりの地域に縁のない人が耳にすれば奇異な感じを抱くかもしれない。「はくと」とは漢字で書けば「白兎」、「しろうさぎ」のことだ。もちろん由来は「因幡の白うさぎ」である。「白兎」は古くから山陰本線を走る名門の急行列車の愛称だったが、智頭急行開業に伴い鳥取方面への特急の愛称に抜擢されたのだ。始発駅は京都。名門急行時代の始発駅・京都に敬意を表したためだろうか。ただし、大半の
JR線上をゆく智頭急行の「スーパーはくと」... の続きを読む
祖父が不測の事態に陥ったと連絡が入りました。駆けつけるために駅へ行きましたが、目的地はアクセスがあまりよくありません。駅員さんと時刻表を見て、大きなポイントまで各駅停車の電車で行くことに。内心、そんな時間はないのにと、泣きたい気持ちでしたが、選択の余地はありません。とにかく各駅停車の電車へ乗り込みました。はやる気持ちと裏腹に、電車はのんびりと進んでは停まりを繰り返します。下校時刻と重なり、学生さん
気持ちをしずめる各駅停車の国内旅行... の続きを読む
面白いエピソードをひとつ。たまたま同じようにオートバイで旅行している川辺という男と青函フェリーのなかで知り合ったんです。彼は函館から右回りで走るという。俺は海沿い、つまり左回りに固執していました。だから函館の七重浜フェリーターミナルから左右にわかれて走りだしたのです。ところが、俺がオホーツク海沿いを南下しているときのことです。網走まであとすこしというところで、なんと川辺君とすれ違ったんですよ。お互
偶然の再会があった... の続きを読む
上野駅13番線−。取手方面の常磐線快壮電車が発着する10・11・12番線がガードとなって頭上を被い、新橋あたりの高架下の赤提灯と、どこか風情を共にする、昼なお暗い特異なホームである。かつては、東北地方農村部からの出稼ぎ衆が、帰省シーズンともなれば、ホームに新聞紙を敷きつめて座り込み、昼間から酒を酌み交わしながら、夜遅くに発車する故郷ゆきの夜汽車を待ったという、上野駅のなかでも、ひときわ東北の体臭が
寝台特急利用者用の待合いスペース... の続きを読む
いびつな航空券だった。考えてもみてほしい。世のなかに、往復という縛りでしか安く販売できないチケットがどれほどあるだろうか。JRのチケットにしても、長距離なら往復割引はあるが、往復運賃は片道分の倍というのが原則である。バスの切符も同じである。国際線の格安航空券だけが、往復でなければ「格安」にならないのだ。これは日本独自のルールだった。日本発の航空券は、そのなかで進化していく。日本国内では、500円、
往復でなければ「格安」にならない... の続きを読む
北神急行電鉄救済策の最大の目玉は、なんといっても、建設費などの債務負担、すなわち借金漬けから同社を解放するために行った、北神線線路施設の神戸高速鉄道への譲渡だろう(神戸高速鉄道は神戸市などが出資する第三セクターだが、現在は神戸市の出資が多少残るものの、神戸電鉄、北神急行電鉄と同様の阪急阪神ホールディングスグループの会社となっている)。これにより北神急行定鉄は、高速鉄道から線路施設を借りて列車の運行
世のため人のための荒療治... の続きを読む
乗り残した海芝浦へ行ってみるため、再び逆戻りの旅だ。海芝浦行きの電車が出るまで待ってもいいのだが、浅野で途中下車したいため、一本前の扇町行きに乗ることとなった。七分で浅野に着く。ここで、線路が二手に分かれるのだが、駅の手前で線路はすでに挟を分かっている。それで、二つの方向を目指すホームがそれぞれかなり離れてしまっている。扇町方面行きのホームで降りると、向かいのホームは三角形のような形だ。つまり、扇
猫がうたた寝する閑散とした浅野駅... の続きを読む
鉄道路線一本のなかで、複数の列車間の乗り継ぎが発生する場合もなきにしもあらずだからだ。こういうケースを考えてみよう。自宅、勤務地ともに最寄りの駅が急行、快速などの速達列車(急行系列車)の停まらない駅であって、さらに自宅側の駅と勤め先側の駅の間の距離がけっこう離れているとする。むろん、急ぐのならば、各停・普通列車(各駅停車系列車)から急行・快速列車、急行・快速列車から各停・普通列車といった乗り換え・
「同一路線下での列車相互の乗り継ぎ」避けたい... の続きを読む